日足と統計分析を使う変わった手法 でも成績が素晴らしい!
日足と統計分析を使いトータル収益プラスを狙うという、テクニカル分析を使用する
EAが多い中にあって一風変わったEAをご紹介したいと思います。
その名は『マルチデイトレード』、ロジックに特徴はあると言っても、稼働開始の
2015年1月23日以降の成績は、以下の画の通り文句のつけようがありません。
さて、日足と統計分析の使い方をご説明しますと
エントリー・決済条件
何と!通貨ペアはほとんど全部対象にトレードします。1個のEAで以下の通貨ペア
全てを制御するということです。
- [SGD/JPY]
- [GBP/AUD]
- [EUR/CAD]
- [USD/HKD]
- [GBP/CHF]
- [AUD/CAD]
- [AUD/CHF]
- [EUR/CHF]
- [EUR/AUD]
- [EUR/GBP]
- [USD/CAD]
- [USD/CHF]
- [AUD/USD]
- [NZD/USD]
- [GBP/USD]
- [EUR/USD]
- [NZD/JPY]
- [CAD/JPY]
- [CHF/JPY]
- [AUD/JPY]
- [EUR/JPY]
- [GBP/JPY]
- [USD/JPY]
- 上の複数の通貨ペアで日足判定し、毎晩判定時間に逆指値エントリー
(日足を判定する時刻は指定可能)
- ⇒前日日足の高値、安値の+1pip の位置に逆指値で IFD 注文を実施します。
(+1は可変 可能)
- 翌日の日足判定時間に、前日逆指値が成立していない場合、オーダーキャンセル
- 翌日の日足判定時間に、前日逆指値が成立していた場合、成り行き決済
- さらに前日の日足を判定し、逆指値エントリー
- 金曜の夜中の逆指値は、月曜日の深夜(正確には火曜)に判定
というもので、前日比足の値で逆指値を設定しヒットすればエントリーするというものです。
更にロットの設定の考え方が面白い
運用開始後からの損益をカウントし、最高益から指定回数(special_lot_start)の
ドローダウン(連続損益マイナス)が発生した時に、次回の勝ちを期待し、ロット数を
上げて(Order_lots_SP の指定ロット数)エントリーします。
この制御は、過去最高益を更新するか、連続で勝利する回数と敗戦回数が同じになる
ま で継続します。
なぜロット数を可変としているのか?
複数の通貨ペアを運用して確率論を応用し、勝敗の概念の考え方を FX の勝敗に見立てて
トレードします。
さまざまの通貨ペアの成績を集計して合計損益がプラスになった時に『勝ち』、マイナスに
なった時に『負け』を判断します。
本来はこの通貨ペアの数の母数が増えれば増えるほど、リスク分散になり、確率論でいえ
ば理想の勝敗に収束しやすくなりますが、 勝敗は、勝ち負けなので自然界では 50%に収束
します。
では 50%の勝敗ロジックで勝つために残りに必要な要素は何か?
それは、ロットを勝敗に応じて変化させるベッティングを取り入れることであると
作者さんは考えたとのことです。
ベッティングを取り入れると、負けたときにロットを増やすということでメリハリが付き
勝率50%でもトータル損益をプラスにする確率が飛躍的に高くなる筈。
なお、このシステムは実は元々の取引の売買ロジックはあまり重要ではなく
単純に乱数発生での売買でも、成績が期待できるそうです。